ガルバリウム、メッキの材料は何を 使っているのか? |
ガルバリウムのメッキの正確な比率は、亜鉛:43.4%, アルミ:55.0%, シリコン:1.6%の合金メッキ その上に保護被膜、塗装の下塗り、樹脂塗装部と幾層にも保護層があるます。 たとえ経年変化でメッキ層を傷つけても、鋼板(鉄板)の層にメッキ層から酸化被膜が供給され、長期間に渡って鋼鈑を保護します。 これによりトタンの数倍の長寿命を実現し、再塗装なしで、20年から25年の耐久性を持っています。 10年ぐらいで再塗装をするのが良いと言われていますが、鋼板に穴があくまで使用でき、30年以上持たせることも可能です。 |
ガルバリウム原板は、JIS規格にあり、JIS G3321の規格番号があります。 ガルバリウム鋼板の原板(塗装や保護膜のない)の製造可能な鋼鈑の厚さは0.27mm から 2.30mm、メッキの厚さは、0.033mm から 0.062mmまでとなっています。 その中で屋根材として使用されているのは、0.35mm 0.8mmのものが多く使われています。 |
ガルバリウム鋼板の特長 |
・このメッキシステムのお蔭で、耐用年数は、20年から25年とトタンの数倍の寿命 ・瓦は1㎡あたり42kg、100㎡の屋根で約4,200Kg、4.2トン カラーベスト(コロニアル)は、1㎡あたり17kg、100㎡の屋根で約1,700Kg、1.7トン ガルバリウム鋼板はトタンとほぼ同じで、1㎡あたり5kg、100㎡の屋根で約500Kg、0.5トン と屋根材料の中では、金属として一番の軽量、瓦の約10分の1の重量です。 ・施工が容易で、職人さんの工事期間が瓦に比べて短いので、同じ屋根面積での施工価格が 安い。 材料費用も含めて瓦の1/2でできる。 ・トタンやスレート材料の上にカバー工法が出来て、さらにコストダウンになります。 ガルバリウム鋼板のカバー工法での利点として、2重に屋根を作ることにより、多少断熱 効果が増す。 ガルバリウム鋼板での雨音を軽減できるなどの利点。 |
ガルバリウム、錆び難い理由の更に詳しい説明 |
トタン等の亜鉛メッキ鋼板は、メッキ層に含まれる亜鉛 (Zn) が鉄 (Fe) よりもイオン化傾向が大きいため、水中などの腐食環境下において鉄よりも先に亜鉛が溶け出すことで、原板である鉄の腐食を防止しています(犠牲防食)。 ガルバリウム鋼板は、メッキ金属として純亜鉛ではなく、アルミニウム 55%+亜鉛43.4%+珪素(シリコン) 1.6%の合金を用いています。 アルミニュウムは、メッキ層表面に強固な不動態皮膜を形成して、メッキ層を保護しています。 亜鉛含有量が低下することで犠牲防食性能は劣化する。 しかし、アルミの不動態皮膜と亜鉛腐食部の腐食温度は全体として高い防食性を発揮します。 合金比率は、亜鉛の犠牲防食性能とアルミニュウムの不動態保護性能のバランスで決められました。 開発メーカーであるベツレヘムスチール社の実験によるとメッキ皮膜寿命は、塩害地域で約15年・工業都市や田園地帯で約25年以上との結果が出ている(メーカー保証とは異なる)
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